ある秋の日のお問い合わせ
すっかり暑さも過ぎ去り、読書の秋、到来ですね。
さて、先日1件のお問い合わせをいただきました。
お問い合わせと言えば、いつもは、操作のしかたや機能についてのご不明点についていただくことが多いのですが、今回は少し様相が違いました。
「ある書籍を探しているのですが、そのタイトルがどうしても思い出せません。もし、何かわかることがあれば…」
という内容です。
お問い合わせいただいた方は、何と13、4年前に小学生でわくわく文庫を利用されていたとのことで現在は大学生!
当時、わくわく文庫で出会ったその書籍を本当に気に入って、何度も何度も読まれていたそうです。
しかし、ある日、教室の本棚からその書籍は姿を消してしまった。
再び本を探そうにも、タイトル名の記憶もおぼろげに残っている程度だったそうですが、あきらめずに何とか探索を試みたとのこと。
色々、探し回られたそうですが判明せず、今回、わくわく文庫の制作元である日本コスモトピアへご連絡くださったそうです。
わくわく文庫で本を好きになってくれたこと、
そして、一生つき合う本と出会ってくれたこと、
何より、そのタイトルをどうしても知りたいという想いで最後に日本コスモトピアを頼ってきてくれたことが本当に嬉しかったです。
制作会社冥利に尽きます!
もちろん担当者がすぐに動きましたとも。それはもう、いつにない情熱と俊敏さで。
内容をかなりはっきり覚えておられたおかげで、そのタイトルを突き止めるのに時間はかかりませんでした。
その後、ご報告の折、色々とお話を伺うことができました。
わくわく文庫で読書したことは、大学生活でも資格試験の問題文やレポートの資料を速く読めたりできてすごく役立っていて、現在は、ご自身の夢に向かって着実に歩んでいっているとのこと。
当時の話をしていたら、どんどん記憶が蘇ってきてすごく懐かしいとおっしゃっていました。
わくわく文庫はリリースから15年以上経ちます。
その間、たくさんの方にご利用いただき、ちゃんとその人たちの人生の1コマに彩りを添えられているんだなぁと実感、
思わず嬉しくなったエピソードだったのでした。