「第8回 わくわく文庫読書感想文コンクール 授賞式」を開催いたしました
本コンクールは、日本コスモトピア企画・制作の読書支援教材「わくわく文庫」を通じて学習塾で日々読書に励む子どもたちが、その成果を発揮できる機会として毎年開催しています。子どもたちが読書の楽しさ、素晴らしさを改めて知ることで、より豊かな人間性を育むとともに、読書推進のきっかけとなることを目的としています。
11月10日、大阪・グランフロント大阪にて「第8回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式」を開催いたしました。初めての大阪での開催にもかかわらず、受賞者とそのご家族、ユーザーの皆様にお集まりいただき、大盛況の催しとなりました。
今回は日本人以上に日本の文化を愛し、京都に50年間お住まいになられているジェフ・バーグランド氏を審査員長にお迎えし、感想文コンクールの審査を行いました。本コンクールは、今回で第8回目を迎え、全国から532名の応募がありました。本年で3回目となる『人生の先輩の部』では「わくわく文庫」で読書に励むお子さまを見守るご家族、先生、生涯学習教室で「脳トレ読書」を楽しむ皆さま、スタッフの方々にご参加いただきました。文字通り、「人生の先輩」として、子どもたちへのメッセージを発信いただきました。
会場では、大賞受賞者ご本人に感想文の朗読をしていただきました。読み終えた時の感動を身近な人に伝えたい気持ちや、作者の生家を訪ね更に物語の世界に入っていったことなど、物語を読んで心の中にあふれた思いを存分に表現してくれました。そして審査員長のジェフ・バーグランド氏は、ユーモアに溢れた言葉で読書の楽しさ、大切さを教えてくださいました。
最後に、子どもたちの国語力の向上にご尽力いただきました塾様、保護者の皆様へ、弊社一同心より感謝を申し上げます。今後も読書を通じて子どもたちの豊かな感性を引き出すことができるよう、コンクール開催を予定しております。また来年もご参加を心よりお待ち申し上げております。
◆審査員長 ジェフ・バーグランド氏
バーグランド薫夫人との間に健、龍之介、漱石の3人の息子がいる。
趣味は掃除・お皿洗い・尺八・ジョギングなど。
京都在住50年。同志社での高校教師歴22年の経験と、大学の指導では
25年以上のキャリアを誇る。専門は、異文化コミュニケーション。
現在は江戸時代後期に建てられた京町家に暮らし、日本人以上に日本
の文化を愛する一人でもある。京都国際観光大使。
第8回わくわく文庫感想文コンクール授賞式 開催報告
◆部門別 応募数
低学年部門(年中~小2) | 139作品 |
中学年部門(小3、小4) | 179作品 |
高学年部門(小5~中3) | 195作品 |
人生の先輩部門 | 19作品 |
計 206タイトル | 532作品 |
◆審査基準
〇分かりやすい文章で書いている。文章表現の技法に優れている点が見られる。(表現力)
〇独自の考えや経験したことを効果的に盛り込んでいる。(独創性)
〇自分の主張や意見を訴えかける力に優れている。(訴求力)
〇読書の喜び、楽しさが感じ取れる。(意欲)
上記をふまえ、総合的に審査いたしました。
◆コンクール総評
わくわく文庫読書感想文コンクールに、応募してくださったみなさん、ありがとうございました。今回は532点の応募がありました。夏休みにわくわく文庫読書感想文コンクールに参加することを恒例にしてくださっていることを、嬉しく思います。『チョコレート戦争』『大あばれ山賊小太郎』『怪人二十面相』『オズの魔法使い』『走れメロス』『注文の多い料理店』『キャプテンはつらいぜ』『カボちゃんのプリン』『アンネ・フランク』などが応募の多かった作品です。
今年度は丁寧な字で書いた作品が多く、好感がもてました。どの作品も、気持ちを伝えようと一生懸命書かれていて、審査員一同、温かい気持ちで読ませていただきました。難しい言葉で一般論として他人事のように書かれていたものより、「自分のこと」としてとらえ、自分なりの言葉で表現している作品が心に響きました。
次に、3年目となる「人生の先輩の部」についてですが、こちらの審査は例年とても難しく、審査員は頭を悩ませます。大人になって感想文を書いてくださるだけで感謝し尊敬するばかりですが、「人生の先輩の部」が意味する通り、子どもたちへ「人生の先輩」として送るメッセージやご自身の経験から確立された読書観などを重視させていただきました。
読書感想文は、本の内容を元に自分の想いや考えを文章で表現する場です。自分の考えを文章にして相手に正しく伝えるのはとても難しいことですが、皆様には今後とも臆せず自分の考えを発信していただきたいと思います。
これからも、わくわく文庫でたくさんの本に出会い、心の成長をして、来年も参加してくださることを願っております。ご参加、誠にありがとうございました。
株式会社日本コスモトピア 制作本部
受賞者一覧 子どもの部 | ||
大 賞 | 佐賀県 小5 | 『次郎物語』 |
金 賞 低学年部門 | 愛知県 小1 | 『じごくのそうべえ』 |
金 賞 中学年部門 | 愛知県 小3 | 『トロッコ』 |
金 賞 高学年部門 | 愛知県 小6 | 『徳川家康』 |
審 査 員 長 特 別 賞 | 愛知県 年長 | 『キャベツくん』 |
佳 作 | 24名 | |
日本コスモトピア社長賞 | 3名 | |
日本コスモトピア特別賞 | 2名 | |
日本コスモトピア奨励賞 | 3名 |
受賞者一覧 人生の先輩の部 | ||
金 賞 | 岡山県 女性 | 『手ぶくろを買いに』 |
佳 作 | 2名 | |
日本コスモトピア社長賞 | 1名 |